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長野県松本市にてキックオフイベント実施!
オフィシャルレポート到着!

 本イベントは、ロケ地である長野県松本市の中心街に位置する信毎メディアガーデンにて実施。晴天の太陽が降り注ぐ中、オープンスペースでイベントがスタートいたしました。
 本作は“音楽を愛するアマチュア交響楽団”を題材にしているということにちなみ、松本市の高校・松商学園高校の吹奏楽部がイベントに参加し、オープニングアクトとして、本作劇中でも奏でられる、モーリス・ラヴェル作曲の「ボレロ」を堂々と演奏いたしました。会場に集まった松本の人々からは大きな拍手が上がり、まさに“太陽”と“ボレロ”のハーモニーに包まれた、温かい空気でイベントの幕が上がりました。
 松商学園の演奏が終わると、本作で映画初主演を務めた檀れいと監督を務めた水谷豊が登壇。ステージの裏で松商学園の演奏を聴いていた檀は、「素晴らしい演奏をありがとうございました。思わず、撮影当時、キャストの皆さんが『ボレロ』を演奏していたのを思い出してしまいました。皆さんの『ボレロ』も若々してフレッシュで素敵でした。」と満面の笑みで絶賛し、水谷も「感無量ですね。まさかこのような素晴らしい歓迎が待っているとは思わなかったので、本当に感激しておりますし、もう東京に帰ってもいいかなと思っています(笑)」と語ると、会場は笑いに包まれました。

 そして、興奮冷めやらぬ檀と水谷を交えトークがスタート。2021年の撮影から約1年ぶりの松本訪問に檀は「コロナで撮影が1年延期になったのですが、松本の方は協力的で温かくこの映画を見守ってくださいました。この『太陽とボレロ』が無事に撮影できたのも松本の皆さんあってこそだと思います。」と感謝の気持ちを語ると、会場からは大きな拍手が。さらに水谷は、撮影の様子を「この作品に必要だったのは、自然が近くにあること。山、川、緑、そして風を感じられる街が良いということで撮影監督と相談し、すぐに松本に決まりました。本当に松本にして良かったと思いました。」と振り返りました。
 そして、冒頭に見事な演奏を披露した松商学園の生徒からは「キャストの方は映画の中で本当に演奏しているのですか?」という質問が。本作の見どころの一つでもある吹き替え無しの演奏シーンについて、水谷が「ちょっと疑われているような…(笑)」と呟くと会場からは笑いが。続けて「本当に演奏しています。吹き替えを使わないと事前にキャストに伝えていたので、コロナで撮影が延びた1年、役者の方は皆さん必死に練習してくれました。本当に演奏しているのは映画を観ていただければ分かるはずです」と話すと松商学園の生徒からは感嘆の声が上がっていました。檀は「役者の方は、プロの方に交じって演技もしながら演奏しているので、大変だったと思います。息遣いも体の使い方も、本当に演奏しているからこそ出るものだと思います。皆さん頑張っていましたが、私は演奏していません(笑)」と話し会場を沸かせました。
 さらに、好きなことを続ける秘訣について聞かれると、檀は「まず一番は、好きでい続けることじゃないかなと思います。私も宝塚歌劇団に在籍していたころ、最初は全然ダメダメだったけど、そんなときでも『三度の飯より芝居が好き』と思っていました。好きという気持ちを持っていれば努力もするし、大事なことだと思います」と語り、水谷は「好きだからといっていうといつも楽しいかというとそうではない。苦しいこともあると思います。でも、苦しいからといってそこで辞めてしまったら終わり。苦しいことを乗り越えて、乗り越えた先には必ず素晴らしい世界が待っているので、それを信じて好きなことをしてほしいです。」と答えました。質問した生徒はその二人の答えを聞き「これからもつらいことが色々あると思うけど、お二人の言葉を胸に頑張っていきたいと思います」と話していました。
 最後に、檀は「太陽とボレロはこの松本市で生まれました。そして今日、この松本市からこの作品をお届けいたします。弥生交響楽団のメンバーは音楽が大好きで、それに向かって必死に生きている、本当に素敵な、個性あふれる人たちです。生きていると色んな大変なこともありますが、明日への希望を信じて一生懸命に生きている人々の姿を是非劇場でご覧いただければと思います。」、水谷は「先程、監督・脚本と紹介されましたが、少し出演もしています。1年前に撮影に来て、そして1年経った今作品が出来上がって、プロモーションで松本に来ています。今日ここに立って改めて思ったのは、本当に松本にふさわしい映画ができたなということです。ありがとうございました。」と公開に向けた意気込みを語り、和やかな雰囲気でイベントは終了いたしました。

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